車いす旅行の基礎知識

車いすの旅

安全について

日本は、世界で最も安全な国の一つであることが知られています。小学生でも一人で学校に歩いて通えますし、日本を旅行していて、犯罪に巻き込まれることはまずありません。誰でも安心して旅を楽しむことができます!

 そして、多くの日本人は丁寧で親切であることも知られています。「おもてなし」の精神で、あなたの旅をサポートしてくれるでしょう!ただし、外国語が得意でない人も多いので、シャイで恥ずかしがることもありますが、それでも多くの人があなたの力になってくれるでしょう。

道路

日本の多くの道はコンクリートで舗装されていて、車いすで通るのは困難ではありません(ヨーロッパのような石畳ではありません)。

神社やお寺など歴史的建造物の敷地内は、砂利道のこともあります。

車いすのサイズ

日本の手動/電動車いすのサイズ規格は、国際基準と全く同じで、最大サイズは幅70cm×長さ120cm×高さ109cmです。電車の通路などはこのサイズを基準に設計されています。

そのため、もしあなたの車いすが特注で、このサイズを超える場合には、通行が困難な場合があるため、注意が必要です。

あなたの利用したい交通機関があなたの車椅子で利用可能か、私たちにお問い合わせください!

エレベーター

日本のエレベーターの多くは車いすで利用可能ですが、小規模の建物の場合、まれに小型のエレベーターが設置されていて、車いすのサイズのギリギリの大きさのことがあります。

その場合は、介助者がいると安心ですし、一人旅の場合には、近くにいるスタッフにサポートをお願いすると良いでしょう。

交通機関

鉄道と地下鉄

日本の電車や地下鉄は時間に正確で、かつ大都市では路線網が非常に発達しています。そのため、多くの旅行者が電車を利用しており、車いすユーザーにとっても、便利な移動手段の一つでしょう。駅の構造上、プラットフォームと車両の間に隙間がある場合がありますので、改札にいるスタッフに、スロープを運んでもらうと安心です。

ただし気を付けなければならないことは、日本の満員電車です。朝と夕方の時間帯には電車が人で溢れ、車いすで乗るスペースを見つけるのが難しい状態です。そのため、車いすで移動する場合には、朝のピークが過ぎる10時くらいから、夕方16時くらいまでの時間で計画する必要があります。

時間を気にせず旅行を楽しみたい場合には、車いすリフト車の予約をご検討ください!

新幹線と特急電車

新幹線に乗ってみたいですか?車窓から見える富士山は最高です!

新幹線や特急電車には、車いす用のスペースが指定席であり、また、小さい個室を予約することも可能です。特に東京と大阪・京都間の移動には、新幹線が便利です。

ただし、一番問題なことは、車いす用のチケットを予約するためには、駅のチケット窓口で3時間以上待つことがよくあります。せっかくの旅行の時間を無駄にしないために、事前のチケット手配を強くおすすめします。

新幹線や特急電車の車いす用チケットの手配はお問い合わせください

飛行機

大手航空会社は、車いすユーザーのフライトに関して配慮を行っています。日本においても、日本航空は積極的にサポートに取り組んでいます。チケットを予約する際に、あなたの身体の状態や使用している医療機器を詳細に伝え、相談すると良いでしょう。

豆知識として、フライト代の節約のために、国際航空券と日本国内の航空券を一緒に予約すると、費用を低く抑えられる可能性があります。

航空券の手配や車いすユーザーへのサポート依頼もお任せください

空港からの交通手段

日本の主要国際空港からホテルがある街の中心部までは、電車はとても便利で、車いす用のスペースがある電車も多いです。

その一方で、地方空港や、ホテルが駅から離れている場合には、車いすリフト車を予約する必要があるでしょう。

特急電車の車いすスペースの予約や、車いすリフト車のリクエストはこちら

タクシー

もしあなたが、車いすから車の座席に移乗できる場合には、大都市を走っているボックス型のタクシーは利用できる可能性があります。その場合、車いすは折りたたんでトランクに収納する必要があります。

その一方で、車いすのまま車に乗る必要がある場合、または、車いすが折りたためないタイプの場合には、車いすリフト付きの車を手配する必要があり、ほとんどのタクシー会社では取り扱っていません。

車いすリフト車をチャーターしたい場合はこちら

レンタカー

日本各地のトヨタレンタカーなどで、車いすリフト車をレンタルすることができます。車種や車のサイズは、各店舗によって異なります。もしあなたが国際運転免許*を持っている場合には運転することができます(通常のハンドルとブレーキのため、足が不自由な人が運転できるタイプではありません)。また、日本の交通ルールは他の国と少し違うので、把握しておく必要があります。

*中国の運転免許は、日本では使用できません。

レンタカーの予約も、私たちにお任せください

バス

残念ながら、自分で歩くことができない車いすユーザーにとっては、バスは確実な選択肢ではないと言わざるを得ません。

多くのバスには車いす乗車可の標識がついていますが、特に都市では多くのバスは混んでいて、車いすのまま入るスペースが無い場合が多くあります。

もし長距離バスを予約したい場合には、事前にバス会社としっかり確認しましょう。

フェリー・船舶

カーフェリーは、車のまま乗船することができ、デッキにもエレベーターで上がることができます。車椅子リフト車を利用している場合には、カーフェリーを使って島に渡るのは、素晴らしい旅のオプションになるでしょう!

一般の船の場合には、車いすのまま乗れる船と乗れない船があります。事前にチェックすることをおすすめします。

船の予約も、もちろん私たちにお任せください!

日本の文化と慣習

宗教

日本人の多くは、宗教に寛容です。

日本では多くの人が、古来より神道と仏教を信仰してきましたが、この2つは別々の宗教であるにもかかわらず、古来より同じ敷地内に神道の神社と仏教の寺が一緒にあることが多くあります。

それらは歴史的に重要な建物であることも多いので、ぜひあなたも訪問してみてください。あなたがどのような宗教を信仰していたとしても、多くの日本人はあなたの訪問を歓迎するでしょう!

ただし、礼儀と尊敬の気持ちは大切にしてください。あなたの目の前にある石や、木や、山でさえも、日本人にとって神様であることが多くあります(富士山は有名な信仰の対象です)

日本人にとっては、自然界のあらゆるものに、神が宿っていると考えられています。

通貨と支払い

日本では、都市部や観光地ではクレジットカードや電子マネーが使えるようになりましたが、都市部を離れると現金しか使えない場合があります。日本円の現金も、いくらか持っておくと良いでしょう。

また、チップは必要ありません。

コンビニ

日本には、セブンイレブン、ローソン、ファミリーマートなど、24時間営業のコンビニエンスストアが街中にあります。

これらの店舗では、食べ物や飲み物、基本的な日用品を購入することができます。

特に、おにぎりが大人気!ぜひ試してみてください。

旅館とホテル

日本の宿泊施設には、主に旅館とホテルの2種類があります。旅館では、部屋に入る前に靴を脱ぎ、畳の上に座って日本独自の雰囲気を味わうことができます。夕食と朝食が料金に含まれている場合が多いです。
もちろん、車いす対応の部屋もありますので、確認してください。

ホテルには、格安ホテルから高級ホテルまで、さまざまな種類があります。

おすすめの車いす対応宿泊施設について知りたい方は、ぜひご連絡ください!

温泉

日本での旅行では、温泉は外せません!

日本の伝統文化である大勢の人が一緒に入る大浴場を体験したい場合には、あなたをサポートできる同性の介助者がいる場合には可能かもしれません。脱衣所の入り口で車いすから降りる必要があります。

他に温泉に入る方法としては、時間貸切風呂を予約すれば、異性の家族でもあなたを介助することができます。また、部屋の中に専用の温泉があるホテルや旅館もあります。

注意すべきことは、日本の大浴場の多くは、タトゥーを受け入れていません。もしあなたにタトゥーがある場合には、貸切風呂や部屋に専用温泉があるホテルを予約すると良いでしょう。

私たちが、あなたの温泉体験にベストな方法をご提案します!

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